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【徹底比較】元住宅監督の1級建築士が教えるオススメのハウスメーカー・地元工務店の選び方

新築

『ハウスメーカーと地元工務店では、どちらで家を建てるのがよいのかな?』

これは、マイホームを建てるときに、みなさんが悩まれることのひとつだと思います。

今回は、1級建築士で業界30年の元住宅監督の私が、経験からハウスメーカーと地元工務店の特徴をお伝えします。ぜひ、参考にしてください。

このブログでは、こんなことがわかります。
①ハウスメーカーで建てる時のメリット、デメリット
②地元工務店の強み
③こだわりの優先順位で決める

ハウスメーカーで建てる時のメリット、デメリット

 メリット
①デザインが良い~外観・内観の見せ方がうまい~

設計担当者は、入社後の一定の社内教育を受けていて、本社・本部のデザイン力・企画力などのノウハウがあることで、個人の能力差をカバーしています。       

②アフター体制がしっかりしている

・個人での責任でなく、会社全体でのこととして最終的に対応します。仮に引き渡し後、保証内対応(補修、手直し等)は、多くの会社ではアフター担当者がおり、対応します。したがって、申し出内容は会社で共有されているので担当者が忘れて放置、そもそも聞いてないということは基本的にありません。もし、対応放置が続くようでしたら、会社に督促してください。
 
・一定期間内での定期点検がある
引き渡し後、3ヶ月、6ヶ月、1年、2年、5年、10年など会社ごとに定期的に訪問し、家の劣化状況や使い勝手についての聞き取りなどがあります。そのあたりも、安心材料としてのメリットになると思います。

③ブランド・ステータスを感じる

会社のブランドからの世間体への優位性、ステータスを感じることでの自己満足
これは私がハウスメーカーに勤めてお客様と接することで感じますし、ハウスメーカーでもお客様の層が違うため、求める内容も違うように感じます。

デメリット
①担当者による能力の差~『技術者』としては、未熟な担当者もいる~

これは、組織の大きなハウスメーカーでは多いのではないでしょうか。新卒で社内の研修は受けて、現場担当にはなりますが先輩について実際現場を経験することが少なく、比較的早い時期に現場を担当することになり、専門知識や職人さんとのコミュニケーションが足りないことが見られます。また、基本的にハウスメーカーの現場担当者は、お客様との対応を重視しており現場での問題(いわゆる現場で『納まらないときにどのように納めるか』)などは、良くも悪くもそれなりの経験値が必要です。これは技術者たる能力のひとつです。


②職人さんの技量の差~特に木造住宅は、職人(大工)さんによる『腕』の差が大きい~

昔は大工さんをはじめとする職人さんは、いわゆる『昔気質』な無口でコツコツと仕事をするなどの方が多かったですが、最近は職人さんもお客様対応のスキルも会社からは求められるし、ある程度は現場を見に来たお客様(お施主様)に最低でも挨拶の一つくらいはできないと仕事になりません。
そんなご時世、特に大工さんは道具の進歩や会社ごとの商品にマニュアルがあり、ある程度慣れれば形になります。それでも、特に住宅においては内部の造作といわれる仕上げの程度は大工さんの上手い・下手の違いにより家全体の仕上げりが変わります。
ハウスメーカーは、職人さんは指名制ではないのでそうした技量の差で『当たりはずれ』が存在します。

③営業担当者がずっと関わるわけではない~担当者はいつかはいなくなる?!~

商品の購入と同じようにマイホームの購入となると、ハウスメーカーとの最初の接点が営業担当者となることが多いはずです。会社の商品のデザインや構造的にも安心感がある等みなさん多くの勉強をして、どこで建てるか(契約するか)を考え抜くはずです。だけども、一般的に聞く話ですと『営業担当者の対応が良かった』ことで、契約をする方が意外にも多いのです。

落ち着いて考えてくださいね。営業担当者も会社員です。基本ハウスメーカーの規模でしたら、一般的に各所を一定時期になったら、異動することが多いのです。そう、いづれ直接要望と言っても今までの場所にはいなくなるのです。また、分業制を取っていることで工事が着工してからは工事担当者、引き渡し後のアフター対応はアフター担当者とお客様への窓口が変わっていくのです。何より、彼らは『営業』担当者です。家は技術力結晶です。技術については上手く説明ができても、技術者・職人さんには敵わないのです。
個人だけを好いて契約するなど、盲目にならないでください。冷静に先のことを考えましょう。

地元工務店の強み

ここまで、ハウスメーカーからの見た内容をお伝えしてきました。
地元工務店のメリット、デメリットは基本ハウスメーカーの逆の内容になります。

ただ、その中でも工務店の強みと言えば、地元のことを社長や担当者が良く知っていることです。
どういうことか?例えば、お客様が土地購入から相談したとします。購入を検討している土地の過去の状況どうだったのか(沼地、田畑、雑木林等)?

家を建てるのに向き不向きをよく知っており、的確にアドバイスをくれるはずです。地元工務店が適当なことをしてしまえば、地元での悪い評判から仕事量が減って、やがて倒産となってしまうことあり得ます。

また、建て替えにおいて柱・梁などを活用して家を建てたいなどの相談も地元ならではの対応です。

こだわりの優先順位で決める

『あなたが何を優先してマイホームを建てるか?』です。

『えっ、結局そこ!?』って思いましたか?
そうなんです、『大切なことはご自分で何にこだわり、どうしたいのか?』です。

家をキャッシュで購入できる人は少ないでしょう。この先何十年とローンの返済が続くのです。一時の思いだけで決めないでください。

ここまで、お読み頂きありがとうございました。




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